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“書いて終わり”になっていませんか?ブログを分析して営業に活かすコツ

こんにちは。高知県高知市で「営業」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
今日は、「ブログを書いたあと、どうすればいいかわからない」という方に向けて、“書いたあとの活かし方”をご紹介します。

「更新しているけれど、そのままになっていて…」
「効果をどう測ればいいのか分からなくて…」
そんなお声を、よく耳にします。

せっかく時間をかけて書いた記事も、「出して終わり」ではもったいない。
ブログは、“公開してからがスタートです。

営業にもつながるブログに育てていくには、まず「どんなニーズで検索されているか」「どんな記事がよく見られているか」を知ることが第一歩になります。

「検索されている記事」を知れば、見込み客の“ニーズ”が見えてくる

【使うツール:Googleサーチコンソール】

ブログの効果を高めるために、まず最初に確認すべきツールがGoogleサーチコンソールです。
これは「検索エンジンからあなたのサイトがどう見られているか」を把握するためのツールで、
ブログが“どんな検索キーワードで”“どれくらい表示され”“どれくらいクリックされているか”がわかります。

具体的には、以下の4つの情報がセットになって表示されます:

検索クエリ(ユーザーが実際に検索したキーワード)
表示回数(インプレッション)(検索結果に記事が表示された回数)
クリック数(検索結果から実際にクリックされた回数)
掲載順位(検索結果における自社ページの平均掲載順位)

このデータを見ることで、次のような分析ができます:

ユーザーの“関心のあるテーマ”が見えてくる
 どんな言葉で検索して訪れているのか(=検索クエリ)を見ることで、
 読者が何に困っていて、何を知りたがっているのかが分かります。

検索エンジンに評価されている記事がわかる
 表示回数が多い記事は、検索エンジンから評価されている可能性が高いです。
 また、掲載順位が高いほど、検索結果の上位に表示されていることを意味します。

改善すべきポイントも見えてくる
 たとえば、「表示回数は多いのに、クリックされていない」記事があれば、
 タイトルやディスクリプション(概要文)を見直すことでクリック率を上げられるかもしれません。

サーチコンソールを使うことで、「どんな悩みで検索され」「どんな記事が届きやすいか」が見えてきます。
これは、まさに「見込み客のリアルな声」をデータで把握できるということ。
次に書く記事のヒントや、営業で使うべき“切り口”の発見にもつながります。

「訪問後どうなった?」を知るなら、Googleアナリティクスを見てみよう

【使うツール:Googleアナリティクス(GA4)】

検索されてクリックされ、その先に実際にサイトへ訪問したユーザーがどんな行動を取ったのかを知るには、Googleアナリティクス(GA4の出番です。

では、アナリティクスでは何が分かるのでしょうか?
代表的な指標は、次のとおりです。

ページビュー数
 ブログ記事が何回読まれたか(再訪問やページ再読み込みも含まれます)

ユーザー数
 その記事を訪れた「人数(ユニークユーザー)」がわかります

平均エンゲージメント時間
 そのページに滞在して積極的に操作していた時間の平均です
 ※旧版アナリティクスの「平均滞在時間」に近い指標

エンゲージメント率
 ユーザーが一定の滞在時間・スクロール・クリックなどを行った割合(「なんとなく開いてすぐ閉じた」ユーザーとの差を把握できます)

スクロール率やイベント(設定次第)
 記事の何割まで読まれたか、リンクやボタンがどれくらいクリックされたかなども追跡可能です

こうした数値を見ることで、以下のような判断ができます:

・記事の内容はきちんと読まれているか?
 平均エンゲージメント時間やスクロール率から、「しっかり読まれているか、それともすぐ離脱されているか」が見えてきます。

・次のページへの導線はうまく働いているか?
 他のページへの移動があるかどうかを確認することで、「関連記事リンク」「資料ダウンロード」などの誘導の効果も見えてきます。

・“見られているけど読まれていない”ページはないか?
 サーチコンソールでは表示回数やクリックが多いのに、アナリティクス上でエンゲージメントが低ければ、
 “タイトルで釣ったけど中身が期待と違った”という可能性もあります。

つまり、Googleアナリティクスを使うことで、「記事が読まれているかどうか」だけでなく、「読まれ方・関わられ方」まで可視化できます。

「ちゃんと読まれている記事」と「見られて終わっている記事」が見えてくると、
改善すべきポイント(構成、見出し、導線、CTAの置き方など)が自然と見えてきます。

ブログを「営業につながる情報資産」として育てていくために、
この“訪問後の行動”の分析は欠かせません。

見られている記事を「営業に活かす」3つの改善アクション

たくさん検索されて、たくさん見られている記事があるなら、その記事を育てていきましょう
例えば、次のような改善を行うと効果的です。

1. 関連記事をつなげる(内部リンク)
記事の末尾に「こちらもおすすめ」などの形で関連記事を紹介しましょう。
これにより、離脱を防ぎ、複数ページを読んでもらえる導線ができます。

2. 問合せや資料ダウンロードへの誘導を設置する
記事の最後に、自然な形で「詳しい事例はこちら」「無料相談はこちら」といったリンクを加えましょう。
“参考までに”というトーンで紹介すれば、押しつけ感もありません。

3. 内容の更新・加筆を行う
数ヶ月たっても閲覧回数が多い記事は、さらに詳しく、より最新の情報に更新しましょう。これはSEO(検索エンジン対策)的にも非常に効果的です。

小さな改善が、大きな成果につながる

ブログ記事は、「書いたら終わり」ではありません。
公開したあとも、アクセスデータを見ながら改善を重ねていくことで、はじめて“営業に効くコンテンツ”へと育っていきます。

まずは、Googleサーチコンソールやアナリティクスを使って、よく見られている記事をひとつ選んでみましょう。
その記事に、今日ご紹介したような小さな工夫を加えてみてください。

たったひとつの改善でも、新たな問い合わせや、見込み客との出会いにつながるかもしれません。