こんにちは。高知県高知市で「営業」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
今日は少しドキッとする話題、「Google八分」について考えてみたいと思います。
「Google八分」とは?
「Google八分(グーグルはちぶ)」という言葉を耳にしたことはありますか?
Google検索の結果から、自社サイトが突然消えてしまう現象を指します。
もともと「村八分」とは、村の掟を破った人が共同体からのけ者にされること。
同じように、Googleのルール(ガイドライン)に違反したり、誤認されたりすると、検索結果から“のけ者”にされてしまうのです。
ホームページを集客や採用に活用している企業にとって、これはまさに恐ろしい事態。
ですが、実際にこのようなトラブルは、決して珍しいことではありません。
では、どんな原因が考えられるのでしょうか?

Google八分の主な原因と対応策
いくつか代表的なケースと、確認・対策のポイントをまとめてみました。
・Googleガイドライン違反や誤認
→ サーチコンソールの「セキュリティと手動による対策」→「手動による対策」欄にメッセージが出ていないか確認しましょう。
・robot.txt や .htaccess の設定ミス
→ よく分からないコードをアップした結果、検索ボットのクロールをブロックしてしまうことがあります。設定を確認してみましょう。
・noindex 指定のままになっている
→ WordPressなどのCMSを使っている場合、「検索エンジンに表示しない」設定が誤ってONになっていないか確認してください。
・マルウェア感染による危険サイト認定
→ サーバ情報が盗まれたり、脆弱なWordPressを使っていると、感染の恐れがあります。
「site:https://自社ドメイン」で検索し、“危険なサイト”警告が出ていないか確認を。
・古いSEOテクニックの使用
→ 背景と同色の文字でキーワードを埋め込む、リンクを隠すなどの行為はブラックハットSEOとしてペナルティの対象になります。
・スパム的な被リンクが大量についている
→ 第三者から悪意あるリンクを貼られるケースも。サーチコンソール「リンク」→「外部リンク」で確認可能です。
・アフィリエイト広告の不適切な表示
→ ここが、意外と見落とされがちな盲点です。
法改正による新たなリスクに注意
景品表示法が改正され、2023年10月からアフィリエイト広告にも「PR」「広告」「スポンサー提供」など、広告であることを明示する表示が義務づけられました。
施行直後は、検索エンジン上でペナルティを受けるケースはほとんどなかったと思います。
しかし、施行から2年が経った今頃から、その影響が少しずつ表面化してくるのではないかと、私は考えています。
古くからブログやホームページを運営している方ほど、意図せず法令に触れてしまっている可能性があります。
Google八分のような思わぬリスクを避けるためにも、今のうちに「PR表記」の有無を確認しておくことをおすすめします。
昔は“紹介リンク(アフィリエイト)=広告”という感覚があまりなく、当然のように書いていた方も多いと思います。
ですが、今はその前提が変わっています。ルールが変わった以上、誠実に対応していく必要があります。

今できる、現実的な対応策
古い記事をすべて修正するのは現実的に難しい場合もあります。
その場合は、サイトの共通フッターやサイドバーなどに、
「本ブログの記事内にはアフィリエイト広告を含むことがあります」
といった一文を加えるだけでも、一定の対応になります。
もし自社サイトの検索順位や表示に異変を感じたら、放置せずご相談ください。
当社では、Googleのガイドラインに沿った改善や、法令遵守をふまえた制作後の修正対応もサポートしています。
困ったときに頼れるパートナーとして、しっかりお手伝いさせていただきます。