こんにちは。高知県高知市で「採用」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
新しく入った社員さんが、立て続けに退職してしまう――。
そんなとき、経営者としては本当に心が折れそうになりますよね。
「自分の配慮が足りなかったのではないか」「感謝の気持ちが足りなかったのではないか」と、自分の“心の持ち方”に原因を探す方も多いと思います。
私もその姿勢は、とても大切だと思います。
人は心の在り方で周りを変えていくものですし、経営者の姿勢が社内に大きく影響するのは間違いありません。
ただ、反省の矢印を自分にだけ向けるだけでは、根本的な解決にはならないこともあります。

「心」だけでなく「仕組み」も見直す
入社した社員さんがすぐに辞めてしまう場合、そこには“ミスマッチ”が起きていた可能性があります。
たとえば、入社前に聞いていた話と実際の仕事内容が違ったり、思っていた社風と現場の雰囲気が違ったり。
こうしたギャップが続くと、せっかくのご縁も短いものになってしまいます。
だからこそ、入社前にしっかりと仕事内容や会社の考え方を伝え、入社後もサポート体制を整えることが大切です。
教育の仕方、フォローの方法、評価の仕組みなど。
会社として「受け入れる仕組み」が整っているかどうかを、冷静に見直すことが必要だと思います。
「心」と「仕組み」、どちらも大切に
社員が定着する会社は、どちらか一方に偏りません。
経営者の誠実な思いや姿勢を大切にしながらも、同時に仕組みを整えています。
心の持ち方だけで終わらせず、仕組みでも支える。
その両輪がかみ合ってこそ、安心して働ける会社ができあがっていくのだと思います。
社員さんが辞めたときこそ、落ち込むだけでなく、次につながるチャンス。
「心」と「仕組み」、その両方から会社を見つめ直してみましょう。