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新しいパソコンを導入する際に、やっておきたいこと

こんにちは。高知県高知市で「営業」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。

皆さんもすでにご承知だと思いますが、昨日(2025年10月14日)でWindows10のサポートが正式に終了しました。

「だいぶ前に新しいパソコンに切り替えていた」という方もいれば、
「昨日ギリギリで新しいのを注文しました!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

いずれにせよ、業務で使うパソコンを新しくするというのは、少なからず“手間”のかかるイベントです。
今日はそんなタイミングだからこそ、まだの方にはぜひやってほしいことをお伝えします。

それは…

「設定手順を記録しておくこと」

「え、それだけ?」と思われたかもしれません。
でも、この“記録”こそが、いざという時にあなたを助けてくれる“最強の味方”になります。

前々回のブログでは、「ランサムウェア感染からすぐに復旧できる仕組み作り」が大切だという話をしました。

感染からの復旧とは、結局のところ、
初期化されたパソコンを“いつも通りに使える状態”に戻す作業です。

この“戻す作業”を、頭の中の記憶に頼って行おうとすると、想像以上に時間と労力がかかります。

だからこそ、今のこの「新しいパソコン導入」のタイミングを活かして、
自分がどんな設定をしていたかを一つひとつ書き出しておくのです。

どこまで記録する?どこからが「設定」なの?

設定と言っても、「壁紙」や「アイコンの位置」まで書き出す必要はありません。
大切なのは、仕事の効率に直結するような部分です。

たとえば私の場合、WordやExcelを新しく使い始めるとき、必ず以下の設定を見直しています。

用紙の余白の幅(mm単位で設定)、1ページに記入する行数の設定、デフォルトのフォント…など。

新しいパソコンを使うとき、“あれ?いつもと違う”となれば、作業のリズムが崩れてしまうものです。
自分がどんな設定をしていたかを事前にメモしておけば、再設定もスムーズになります。

特殊なソフトや、独自の社内ルールを「社内マニュアル化」

中小企業では、会社によって特殊なソフトを導入していたり、独自の設定ルールがあったりすることも少なくありません。

その情報が、IT担当者や特定の人の“頭の中”だけにあると、その人が不在の時に大きなトラブルになります。

だからこそ、「誰でも再現できるように」文書化しておくことが大切なのです。

最初は箇条書きでも構いません。
インストールしたソフト名や設定内容、ID・パスワードの保管方法、ライセンス情報の場所など、しっかりと書き残しておきましょう。

きれいなマニュアルは、あとから整えればOKです。
大事なのは、“今”動いている設定を残しておくこと。これに尽きます。

善は急げ!「今」がマニュアル作成のチャンス

パソコンを新しくしたタイミングは、
設定を一つひとつ確認しながら使い始める、貴重なタイミングです。

逆に言えば、ここを逃すと「いつかやろう」と思いながら、
何も残らないまま、あっという間に時間が過ぎていきます。

・パソコンが突然壊れた
・ランサムウェアでデータを初期化せざるを得なくなった
・社内で別の人がパソコンを引き継ぐことになった

…などのトラブルが起きてから慌てるのではなく、
“何もない今”のうちに、次のトラブルに備えておきましょう。

設定マニュアルをまだ作成していない方は、このタイミングで整えていきましょう。