こんにちは。高知県高知市で「採用」と「営業」に圧倒的に強いパンフレット制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
今日は、よくご相談いただくテーマ…
「採用向けパンフレットと営業向けパンフレットは分けた方がいいのか?」についてお話しします。
結論から言えば、採用用と営業用は、分けて作るべきです。
なぜなら、対象となる相手も、目的も異なるからです。
「同じパンフレットで済ませたい」には落とし穴がある
企業としては、制作のコストや手間を考えて、「1冊にまとめたい」と思うお気持ちもよくわかります。
ですが、それによって相手に誤解を与えたり、信頼を損ねるリスクがあるとしたらどうでしょうか?
実際に、こんなケースがあります。
採用向けの言葉が、営業相手の不安を呼ぶことも
たとえば、パンフレットの表紙を開いて、最初に大きな文字で
「未経験者歓迎!誰にでもできるカンタンなお仕事です!」
と書かれていたとします。
求職者にとっては安心感のあるメッセージかもしれません。
しかし、それを目にした見込み顧客はどう感じるでしょうか?
「未経験の人が仕事してるの?」
「この品質とこの価格なのに…大丈夫かな?」
と、不安に思われてしまう可能性があるのです。
営業向けの表現が、求職者の不安を招くことも
逆に、営業用によくあるフレーズ…
「24時間365日、いつでも担当者が対応します!」
こういった言葉も、求職者が見たらどうでしょうか?
「え…夜中でも対応しないといけないの?」
「休みって取れるのかな...?」
と、不安を抱かせてしまうかもしれません。
実際には当番制だったり、働きやすさのための工夫があるのかもしれません。
ですが、パンフレットの一文によって誤解が生じてしまったら、その時点で“候補”から外れてしまうことにもなりかねません。

大切なのは、「相手が知りたい情報を、伝わる形で届けること」
マーケティングの原則でもある「相手視点の情報設計」。
パンフレット制作でも、この視点を持つことが大切です。
つまり、自分が伝えたい情報だけを詰め込むのではなく、
相手が求めている情報を、分かりやすく伝えることが大切です。
これは「営業」でも「採用」でも共通です。
相手が違えば、求めている情報も表現の仕方も異なります。
だからこそ、パンフレットは用途別に分けて制作することがベストなのです。
そろそろ会社のパンフレットを…とお考えの皆さま、
伝えたい相手の顔を思い浮かべながら、一緒に「伝わる」パンフレットを作っていきましょう。