こんにちは。高知県高知市で「営業」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
今回は、ホームページにメールアドレスを掲載する際に知っておきたい「スパムメール対策」についてお話しします。
ウェブ上(ホームページやSNS、掲示板など)にメールアドレスを載せると、
自動で情報を集めているロボット(スパムボット)に収集されてしまう可能性があります。
こうしたボットは、ウェブ上にある膨大なページを巡回しながら、@や.comなどのパターンを探し、メールアドレスを自動で収集します。
その結果、知らない海外のアドレスから突然スパムメールが届いたり、迷惑な営業メールが増えたりすることもあるのです。
かつて有効だった「JavaScript」による難読化
一昔前は、JavaScriptという仕組み(プログラム)を使って、ページ上に直接メールアドレスを載せず、
(人が使っている)ウェブブラウザでページの内容が画面に表示された時にだけ、メールアドレスを表示させる方法が使われていました。
たとえば、
mail[at]example%com
のように一部を変形して、JavaScriptで正しいアドレスに組み立てて表示する、というものです。
当時のボットはJavaScriptを読み取れないことが多かったため、この方法でもある程度の防御効果がありました。

しかし今では時代が変わり、ボット側も進化しています。
Googleのクローラーをはじめとして、多くのロボットはJavaScriptを実行できるようになっています。
つまり、人がウェブブラウザを使って画面に表示されているもの=ロボットにも見えている、という時代になりました。
「できるだけロボットに収集されたくない!」という場合、ホームページ上にはメールアドレスは記載せず、
利用者からメールを送ってもらう時には、メールフォームを利用してもらう。
という方法が、2025年8月時点では、最も有力な選択肢といえます。
でも、メールアドレスを載せたいときもある…
とはいえ、ホームページを閲覧しているお客さまの中には
「メールフォームではなく、普段使っているメールでやり取りしたい」
という方も数多くいらっしゃいます。
メールフォームだけの運用にしてしまうと、お客さまの利便性が下がってしまうこともあるんです。
「スパムが嫌だからとにかく非公開」ではなく、“利便性”と“安全性”のバランスで考えることが大切です。
当社が考える現実的な対策
当社で制作するホームページでは、
「クリックするとメールアドレスが表示される」という仕組みを取り入れています。
たとえば、はじめはこのような表示です:
(クリックするとメールアドレスが表示されます)
この部分をクリックすると、はじめて mail@example.com のようなアドレスが画面に現れます。
これにより、HTMLを丸ごと読み取るだけの単純なボットや、ページの見た目を再現するだけのボットには、メールアドレスが見えません。
このように、一手間かけることで、多くのスパムを減らすことができるのです。
もちろん、これで100%安全になるわけではありません。
最近のボットの中には、ボタンをクリックする動作すら再現できる“かしこい”ものも存在するからです。

「完全な正解」はなく、リスクと利便性のバランスが大事
メールアドレスを非公開にして、フォームだけにする
→ スパムリスクは最小になるが、利用者にとっては少し不便
メールアドレスをそのまま掲載する
→ 利便性は良いが、スパムが増えるリスクが大きい
工夫したオリジナルのロジックを使う
→ 利便性を残しながら、スパムリスクも抑える“ちょうどいいバランス”を探る
どれが正解ということはありませんが、
「自社にとって、どこまでリスクを許容できるか?」
「お客様の利便性をどこまで大切にしたいか?」
という視点で、最適な方法を選ぶことが大切です。
私たちが制作を行う際には、ホームページの見た目だけでなく、目に見えないところの細やかな配慮を大切にしています。
「クリックするとメールが表示される」仕組みはその一例です。
また、既に当社で運用中のお客さまでも、他社で運用中のお客さまでも、
「なんだか最近スパムが増えたな…」
「でもメールも載せたいし、良い方法はないのかな…」
そんなお悩みがあれば、ぜひ私たちにご相談ください。
お客様のご状況に合わせて、最適なバランスをご提案させていただきます。