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「まさか、まだ入れてない?」~セキュリティソフト未導入の企業が抱える“リスク”

こんにちは。高知県高知市で情報処理支援機関として中小企業のIT活用をサポートしている、株式会社ICUの川島です。

ある日、いつもお世話になっているお客さまとの雑談の中で、こんなひと言が。
「実は、うちの会社、セキュリティソフトって入れてないんです。」

…正直、背筋がスッと冷たくなりました。

理由を伺うと、
「パソコンの台数もそんなに多くないし、今まで何も起きてないから大丈夫かなって」
とのこと。

ですが…「何も起きていないから、大丈夫
この考え方こそが、最大のリスクなのです。

セキュリティソフト“未導入”のリスク

セキュリティソフトを導入しないリスクは次のようなものがあります。

1. サイバー攻撃に無防備な状態
ウイルスやマルウェアは、こちらが何もしなくても勝手にやってきます。
侵入を許せば、社内のデータが盗まれたり、システムが使えなくなったり…その影響は計り知れません。

2. 顧客情報や機密データの流出
顧客名簿や技術資料などが流出すれば、信頼の失墜だけでなく、会社の競争力の低下や損害賠償に発展することがあります。

3. 業務停止・復旧に膨大な時間とコスト
「PCが動かない」「受注システムにアクセスできない」「納期に間に合わない」…復旧対応中は、業務は止まったままです。
また、データのバックアップを取っていなければ復旧はできません

4. 法律違反と行政からの指導リスク
今では、すべての企業が個人情報保護法の対象事業者となっており、“うっかり”では済まされない時代になりました。
セキュリティ対策を怠っていたとみなされれば、行政からの指導や処分を受ける可能性もあります。

5. 想定外の出費が会社を圧迫
たった一度の事故が、数百万円の損害賠償、調査費用、顧客離脱などを生み出します。

6. 信用の失墜と取引の停止
「この会社は対策が甘い」と噂になれば、新しい取引はもちろん、既存のお取引先にも影響が及ぶかもしれません。

7. 社内のセキュリティ意識の低下
経営層がセキュリティ対策に関心を持たないと、従業員の意識も下がっていきます。
すると「怪しいメールを開く」「パスワードを使い回す」といった小さな隙が生まれ、攻撃者にとって“入りやすい会社”になってしまいます。

セキュリティソフトは「安心を買う」ツールです

セキュリティソフトは、1台あたり年間数千円から1万円ほど。
最近では、3~5台分まとめて使えるお得なパック製品も増えてきました。
未導入の方は、まずは1か月のお試し版で、どんな仕組みかを見てみましょう。

万が一の事故が起こった際、損なわれるのは「お客さまからの信頼」です。
そんな事態を防ぐためにも、まずはセキュリティ対策ソフトの導入からしっかり対策していきたいですね。