こんにちは。高知県高知市で「営業」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
本日は、「せっかく営業で受注できたのに、数日後にキャンセルの連絡が…」という経験がある企業さまに向けて、
“受注後の見えないリスク”と、ホームページの意外な役割についてお伝えします。
解約の原因は「不満」ではなく「不安」
商談時にはあんなに盛り上がって契約をいただけたのに、なぜ解約されてしまうのか?
実はそこには、「認知的不協和(にんちてきふきょうわ)」という、心理的な現象が大きく関係しています。
「不協和」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言えば、
「この選択、本当に正しかったのかな?」と、心の中にモヤモヤが生まれる状態のことです。
これは、決して特別な感情ではありません。
人は何かを“買ったあと”にこそ、迷いや不安がよぎるものなのです。
とくに高額商品や、サービス内容が見えづらいものを購入した場合、その傾向はより顕著になります。
「営業の人は良かったけど…大丈夫かな?ちょっと調べ直しておこうかな」
そんな気持ちで、もう一度、その会社のホームページを確認するという行動が、実際に多くの場面で起こっています。
営業マンではなく、「ホームページ」が再確認される時代
お客様が最終的に購入を決めるとき、その場にいるのは営業マン。
ですが、購入後にお客様が“再評価”する際に見るのは、たいてい営業マンではなく、その会社のホームページです。
このとき、ホームページの内容が薄かったり、更新が止まっていたりするとどうなるでしょうか?
「本当にこの会社でよかったのかな…」という気持ちが、さらに膨らんでしまうのです。
つまり、契約後のお客様にとっての“安心材料”として、自社のホームページは非常に重要な役割を担っているのです。
「やっぱりここで良かった」と思ってもらえるコンテンツは?
では、どのような内容があると、お客様の不安を安心に変えられるのでしょうか?
以下のようなコンテンツがあると、とても効果的です。
導入事例やお客様の声
→「自分と似たような会社がうまくいっている」と分かると安心できます。
導入後のイメージやサポート紹介
→「使いこなせるかな?」という不安を払拭できます。
代表あいさつ・企業理念
→会社の考え方や人柄が伝わり、信頼につながります。
お客様は、「買ったあとに後悔したくない」という思いで、情報を集めなおすのです。
だからこそ、そのときに確認するホームページが「安心できる内容」であることが、とても大切なのです。
ホームページは、契約後こそ仕事をしてくれる
営業活動というと、「契約を取ること」がゴールのように思われがちですが、
本当に大切なのは、「契約後にいかに満足してもらい、継続していただくか」という視点です。
自社のホームページは、“静かな営業担当”として、契約後のお客様の不安や迷いを解消してくれます。
つまり「売るまでのアシスト」だけではなく、「売ったあとのフォロー」も担っているのです。
お客様に安心感を与える情報提供をしっかり行うことで、お客様は「この会社で大丈夫」と、安心を持ち続けることができます。
そのため、キャンセルや早期解約を防ぐことができるのです。
こうした視点でホームページを見直していくことは、営業力そのものを底上げし、強い体制を築くための“最後のピース”になります。
「自社のホームページは、契約後のお客様にも安心を届けられているだろうか?」
そんな視点を持って、自社のホームページを一度点検してみましょう。