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デジタル時代だからこそ大切にしたい「ぬくもりのあるひと言」

~生産性と温かさを両立させるメールのすすめ~

こんにちは。高知県高知市で「営業」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。

ある日、お客さまから届いたメールの文末に、こんな一文が添えられていました。

「てるてる坊主を作って、晴れることを祈っています」

撮影日の天気を気にかけてくださった、担当者さまからのひと言でした。

この一文を読んだとき、私はふと胸が温かくなりました。
業務連絡の中にそっと差し込まれた、やさしさと気遣い。
こうした言葉をメールの最後にいただいたのは、いつ以来だったでしょうか。

生産性を追い求める時代に、失われがちなもの

インターネットが普及し始めたころ、メールは今よりもずっと自由で、気持ちや人柄がにじむような表現も多かったように思います。

しかし今では、テンプレートや使い回しの文章が当たり前となり、メールを書くこと自体が単なる「業務」や「作業」として処理されがちです。

その結果、メールの目的が“要件を伝えることだけ”になってはいないか。「相手との関係性を築く」ことが置き去りにされていないか――
そんな疑問を感じることがあります。

「ぬくもりのあるひと言」がもたらす3つの良いこと

メールの最後にほんの少し、気持ちを添えるだけで、相手の印象や関係性に大きな変化が生まれます。

  1. 安心感と信頼を生む
    「自分のことを気にかけてくれている」と感じられるやりとりは、単なる情報のやりとりを超えた、信頼関係のきっかけになります。

  2. 記憶に残る存在になれる
    大量の業務メールの中で、「心が動いたメール」は強く印象に残ります。その一通が、あなたやあなたの会社を覚えてもらうきっかけになることも。

  3. 応援したくなる関係が生まれる
    気持ちの通ったやりとりは、ビジネスパートナーからの「この人とまた仕事がしたい」という気持ちにつながります。

忙しくてもできる、ぬくもりのあるメールの書き方

日々の業務の中で、メールはどうしても「迅速・簡潔・要件重視」になりがちです。
けれど、たった一言でも、人の心をふっと和ませる言葉を添えることはできます。

たとえば、こんな言葉たちです。

  • 「プロジェクトの成功を、七夕の短冊にお願いしておきます。」
     ―― 季節感と“願いを込める”気持ちが伝わる、くすっと笑えるひと言

  • 「小学生の遠足くらい楽しみにしています。」
     ―― 大人の中にある“ワクワク感”をストレートに伝える、チャーミングな表現

  • 「○○さんのおかげで、今日もちょっと元気が出ました。」
     ―― やりとりの中で受け取った“見えない贈り物”に、感謝を返すひと言

共通しているのは、かしこまりすぎず、相手の心をやわらかくする軽やかさです。
時間にすれば、たった10秒。けれど、その一言は受け取った相手の心に、きっと長く残ります。

そして、こうした言葉のやりとりを重ねていくことで、

「この人とは、またご一緒したい」
「この会社とは、ずっとつながっていたい」

そんな気持ちが、自然と育まれていくのではないでしょうか。

デジタルだからこそ、人の温もりが価値になる

テキストだけのやりとりが当たり前になった今、画面の向こうにいる“相手の心”を想像することが、以前にも増して大切になってきています。

「ぬくもりのあるひと言」は、取引先との信頼を深め、社内の空気を柔らかくし、少しずつ自社のファンを増やしていく力を持っています。

今日のメールにそっと、あたたかいひと言を添えてみてください。
それがきっと、誰かの心を動かすきっかけになるはずです。