こんにちは。高知県高知市でホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
「ブログやSNSを始めたけれど、なかなか続かない…」そんなお悩みをよく耳にします。「継続は力なり」とはよく言われますが、企業活動においてこれほど本質を突いた言葉は他にないかもしれません。
特に、ブログやSNSなど情報発信を始めたいという相談は多くいただきます。しかし、はじめることはできても「続けること」が難しい…それが多くの企業の課題です。
では、どうすれば継続的に運用できるのか。その答えは、「継続できる仕組み」をつくることです。ポイントは、「人」「プロセス」「ツール」「評価と改善」の4つの視点で整備することにあります。
人:役割分担と責任の明確化
企業規模を問わず、まず重要なのは「誰が・何を・いつまでにやるのか」をはっきりさせることです。
《役割分担の例》
- 編集長的ポジション(投稿責任者)
投稿方針やテーマ決定、投稿前の品質チェックを行います - ライター・コンテンツ担当
文章や画像を作成する役割です
中小企業では、1人が複数の役割を兼任するケースも多く見られます。その場合こそ、業務を曖昧にせず、役割と納期を明示しておくことが成功のカギになります。
プロセス:運用ルールと投稿サイクルの設計
継続には下記のように「いつ何をやるか」を見える化していくことが大切です。
- 投稿カレンダーの作成
週単位・月単位でテーマ、内容、担当者を明示 - テンプレートの整備
構成・見出し・画像サイズなどをルール化 - 承認フローの確立
投稿前にチェックする体制を整えましょう
これにより、属人化を防ぎ、誰が見ても運用の全体像が把握できるようになります。
ツール:運用を助けるテクノロジーの導入
継続には「忘れない工夫」と「手間を減らす仕掛け」が効果的です。
- 予約投稿ツール
事前に複数の投稿を設定し、自動で公開 - ToDoリスト・カレンダーアプリ
投稿予定や準備タスクの管理に活用 - ネタ帳アプリ(メモ帳)
日々の気づきをストックできるようにしておくと、いざという時に助かります
ツールは味方にするほど効果が大きくなります。どんどん活用していきましょう。
評価と改善:数字でふり返る習慣を
「続けてはいるが効果が見えない…」という悩みもよく耳にします。そんな時は、数字で振り返る習慣を取り入れましょう。
- 月間目標の設定
SNSであれば、インプレッション数、いいね数、新規フォロワー数。
ブログであれば、アクティブユーザー数、エンゲージメント時間、問合せ数など、目的に応じた指標を使って測定しましょう - 定期的なミーティングでのふり返り
何が良かったのか、なぜ伸びたのかを共有する - 成果事例の社内共有
成功パターンはナレッジ化して展開する
小さな成功でもチームで喜び合うことで、運用のモチベーションが持続します。
ちょっとした工夫が継続を支える
日々の会話や現場での気づきは忘れないうちにネタ帳にストックするのも良いですね。
また、お客様に伝えている内容や社内研修の一部を記事化するなど、すでに行っている業務をそのままコンテンツに転用する発想も効果的です。
このブログも、実際にお客様とのやり取りをヒントに記事を書くことが多いです。
やはり、継続には仕組みが必要
企業の情報発信において「はじめる勇気」も大切ですが、「続ける仕組み」はもっと大切です。
「人、プロセス、ツール、評価と改善」という4つの視点を意識して、あなたの会社に合った運用体制を整えていきましょう。
継続する力が、いつしか大きな信頼と成果につながることを信じて、まずは、できるところから「仕組み化」に取り組んでみませんか?